Appleの創業者だったスティーブ・ジョブズ、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグ。さらに前アメリカ大統領のバラク・オバマには共通点がある。
それは「いつも同じ服を着ている」ことだ。
実際、過去にマーク・ザッカーバーグは自身のクローゼットの中をFacebookで公開したことがあり、大きな話題となった。
同じ服を着ることの効果とは
スティーブ・ジョブズは黒のタートルネック、ジーンズにスニーカーが定番であることはよく知られていること。
Facebook創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグはいつもグレーのTシャツ、オバマ大統領は決まったスーツ姿しかみない。
その理由をマーク・ザッカーバーグがFacebookの公開トークセッションで語った。
私は生活の全てをクリアにしたいんです。できるだけ決断の数を少なくするために同じ服を着るようにしています。朝食に何を食べるか、何を着るかという小さな決断でも、人は疲労してしまうということが心理学の研究によって明らかになっています。
私の決断は何億人という人に関わる決断ですから、変なことや余計なことに少しでもエネルギーを使うと正しく仕事をしていないような気になるのです。
だから全てのエネルギーを素晴らしいサービスと商品を作り出すという責任に費やしたい。
変な回答だと思うかもしれませんが、これが本当の理由です。
スティーブ・ジョブズやバラク・オバマが同じアプローチをとっていますが、私はとにかく全てのエネルギーを今の仕事に向けたいということです。
以下、参考までに動画(※英語)
ちなみに以下はマーク・ザッカーバーグがFacebookに投稿したクローゼットの中の写真。
「明日は、何着て行こうかな?」とコメントしているが、シンプルなTシャツとパーカーしか入っていないようだ。ユーモアのある投稿に128万のいいね!がついている。
これまで語られていたスティーブ・ジョブズの黒のタートルネックにまつわる話
スティーブ・ジョブズが同じ服を着ているのは日本のソニーの工場を見学した際になぜ全員が同じ服を着ているのか不思議に思い、ソニーの盛田昭夫会長にその理由を尋ねたところ「社員を会社に結びつけるもの」という答えに感銘を受けた。
それをキッカケにソニーの制服のデザイナーでもあったイッセイ・ミヤケに制服を頼んだ。本当はAppleの社員にも同じ服を来てもらいたかったようなのだが大ブーイングにあい、自分だけの制服をつくったという。
制服があった方が便利だし、自分だけのスタイルができるという理由だと言われていた。
マーク・ザッカーバーグの語る理由がスティーブ・ジョブズにも本当にあったのかはわからない。
「決断を減らして自分の好きなことに集中する」というのは今流行のミニマリストと同じ考え方。ちなみにメンタリストのDaiGoも集中力を鍛えるために、決断の回数を減らすことで集中力が鍛えられると以下の本で分析していました。
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