楽天とGREEのクレドカードが似ている理由

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2日続けてGoogleのクレドとネットエイジのクレドの記事で反響を頂いたので、今回は楽天とGREEについて紹介します。

クレド(Credo)とは「信条」「志」「約束」を意味するラテン語で、企業活動の拠り所となる価値観や行動規範を簡潔に表現した文言、あるいはそれを記したツールを指します。
引用日本の人事部

日本語で言うと古くから多くの会社に存在する社訓のようなものですが、楽天やGREEではクレドカードという形で社員に配布しています。

元々は米国企業の間で効果が話題となり、日本にもある高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」や医療品大手の「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の社員が携帯するクレドカードが世界的には代表例となっています。

IT企業も規模が小さい時は社長の考え方が社員みんなに浸透していましたが、楽天のように1万人を超える規模になってくると創業時の思いや社長の考えが伝わらなくなるもの。

そんな理念や価値観をシンプルにまとめて、社員全体に浸透させる効果がこのクレドカードにはあるといいます。

シンプルなことが重要で、シンプルだからこそ浸透します。

考え方が浸透しているので、業務において社員が決断を下すときにも、拠り所となり、ぶれない決断を促進する。

では楽天とGREEのクレドカードの内容を見てみましょう。

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楽天のクレドカード

rakuten-credo

常に改善、常に前進

人間には2つのタイプしかいない。
【GET THINGS DONE】様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間。
【BEST EFFORT BASIS】現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間。
一人一人が物事を達成する強い意思をもつことが重要。

Professionalismの徹底

楽天はプロ意識を持ったビジネス集団である。
勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要。

仮説→実行→検証→仕組化

仕事を進める上では具体的なアクション・プランを立てることが大切。

顧客満足の最大化

楽天はあくまでも「サービス会社」である。
傲慢にならず、常に誇りを持って「顧客満足を高める」ことを念頭に置く。

スピード!!スピード!!スピード!!

重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。
勝負はこの2~3年で分かれる。

GREEのクレドカード

Mission

インターネットを通じて、世界をより良くする。

Vision

毎日を楽しく幸せに、社会を自由で効率的に。
新しいサービスをより早く、より多くの人へ。
素晴らしいサービスを生み出すために素晴らしい会社を作る。

Value

ロジカル × クリエイティブ × スピード。
現状に甘んじない。さらに高い目標をめざす。
常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。
一流の仲間を集め一流のチームを作る。
人に、社会に、仕事にまじめ。

何故、楽天とGREEのクレドカードは似ているのか?

実はGREEの創業者である田中良和社長は日本大学法学部を卒業後、ソネットに新卒第一期生として入社。その翌年に転職し、楽天に入社している。

楽天では個人間オークション、楽天ブログ、アフィリエイト、プロダクトレビューなどの企画・開発を行いつつ、2003年から個人的な趣味でSNS「GREE」の開発を開始し、翌年2月に一般公開。2004年10月に楽天を退社した。

その後、2012年に総資産43億ドルとして、若くして日本で5位、世界で248位のビリオネアに登りつめたというサクセスストーリーはIT業界関係者なら多くの人が知るところだろう。

今や連結で約1万5千人の社員を持つ楽天だが、田中社長の楽天時代の社員番号は77番。6人くらいの時に楽天のオフィスに遊びに行ったことがあるというから、楽天・三木谷浩史社長から直接、大きな影響を受けたのは間違いない。

成功するための共通コンセプトなのかもしれないが、楽天とGREE(特にValueの項目)のクレドカードがシンプルで似ているのはそういったことが理由かもしれません。

起業を検討している読者の方、会社の経営に関係する方など、クレドの作成をぜひ検討してみては如何でしょうか?

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