マイクロソフトが買収したLinkedIn(リンクトイン)の日本の業績やビジネスモデルを調べてみる

米マイクロソフトが現地時間の6月13日に世界最大のビジネスSNSであるLinkedInを日本円にして約2.7兆円で買収すると発表しました。ニューヨーク証券取引所に上場しているLinkedInの時価総額に対してなんと50%もプレミアムを付けており、年内には買収を完了するそうです。

LinkedInは世界では4億人以上が登録していてMAUは約1億。Office365などとの連携も進めていくようでシナジーはある程度見込めるかと思いますが、 日本では正直まだそこまで流行っていないですよね。そんなわけで日本ではどんな状況なのか調べて見ました。

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LinkedInの業績

参考までにアメリカ本社の2015年12月期の売上高は29億9,000万ドルで純損失2億1400万ドル。アメリカ本社の赤字は2014年から2年連続です。

日本のリンクトイン・ジャパン株式会社は設立は2011年。ただ実は2007年にはデジタルガレージから日本向けのローカライズについての基本合意が発表されていました。そこから時間がかなりかかり、2011年10月にようやく日本対応と日本法人設立に至っています。

設立して1期~4期までは数百万円規模ながら純利益ベースで黒字でした。

しかし、2016年4月に公表された直近第5期決算広告はというと・・・
(ちなみに非上場企業かつ大企業でもなく、売上等は公表されていません)

リンクトインジャパン

1,379万円の赤字となっています。

日本でも100万人以上が会員登録しているようですが、あまりアクティブ率は高くない印象。それでも意識高い人が多く登録しているので求人広告などは結構高い単価で入るんだろうな。

米国の業績ですが、売上構成がどうなっているか見てみると・・・

LinkedInのビジネスモデル

LinkedInrevenu

タレントソリューションズ
法人向けの人材採用システム。人材募集情報の掲載、人材の検索から連絡といった一連の採用活動をサポート。日本では楽天やパナソニックなども採用しているようです。

マーケティングソリューションズ
LinkedInの広告サービス。対象顧客をターゲティングし、テキスト・バナー・リッチフォーマットでの広告掲載が可能。

プレミアムサポート
個人向け有料サービス。より多くの機会を創出するために、メールや紹介機能等の拡張された機能を利用することが可能。

米国本社の業績では人材募集情報の掲載が65%と一番売上が高くなっていますが、日本ではこの分野はWantedlyの方が勢いがあるような気がします。

SNSというと社会人に最も普及しているのはFacebookですが、会社の同僚や上司などと繋がることに抵抗感がある人は多いでしょう。そのためそういったプライベートで使うSNSではなく、ビジネス用のSNSとしてLinkedInを使うニーズはあると思いますが今後日本ではどこまで普及していくのでしょうか。