日米インターネット企業の平均年収格差。これで世界と戦えるのか?

シェアする

先週、日経新聞の「フェイスブック社員 年収2600万円 ツイッターの1.5倍 17年中央値」という記事がIT業界で話題となった。

以下、一部引用

米フェイスブックが従業員らに支払った報酬の中央値が2017年に24万ドル(約2600万円)だったことが分かった。米ツイッター(同16万ドル強)の1.5倍で、待遇面でも米IT(情報技術)大手間の格差が鮮明となっている。世界的にビッグデータ解析などの専門人材の争奪戦が激しさを増す。高収益企業が人材を囲い込む傾向を強めており、日本企業などにも影響が及びそうだ。

米フェイスブックが従業員らに支払った報酬の中央値が2017年に24万ドル(約2600万円)だったことが分かった。米ツイッター(同16万ドル強)の1.5倍で、待遇面でも米IT(情報技術)大手間の格差が鮮明となっている。

記事では比較対象として、ソフトバンクグループ、ソニー、日立製作所、ヤフー、トヨタ自動車を挙げていたが、改めてインターネット関連企業のみと比較するとどうなるか?

スポンサーリンク

日米インターネット企業の平均年収格差

フェイスブックとツイッターは全従業員の中央値で、日本企業は直近の平均年収

日本のインターネット企業は時価総額上位を30社ほどピックアップし、平均年収順に並べた。

日米インターネット企業の年収格差

日本企業は「一般に欧米よりも福利厚生や退職金が手厚い」と日経新聞はフォローしているが、アメリカは日本よりも雇用の流動化が進みリストラがしやすい環境にあるとは言え、米IT大手は無料の食堂や従業員向け住居手当など、様々なケアが充実してきている。

またフェイスブックとツイッターの数値は中央値で、しかもパートタイム労働者も含まれているとされ、日本のように正社員のみの平均年収に換算すると、さらに上回る可能性もあるだろう。

ここでは報じられていなかったが、米Googleは数年前から役員ら数十名で東京大学の本郷キャンパスを訪れ、人工知能(AI)を研究する大学院生らのリクルートを開始している。

新卒にも関わらず提示している額は年収約15万ドル(約1,600万円)。日本で人工知能分野を研究しているIT企業はいくつもあるが、大学院生とはいえ、新卒段階でこの金額を提示できる企業は無いだろう。

さらに昨年、台湾メディア・中時電子報は中国企業が日本人技術者の平均年収が低いことに目をつけ、2,000~3,000万円の報酬で引き抜くなど、日本が人材発掘の格好のターゲットになっていると報じていた。

もちろんお金が全てではないし、お金だとしてもストックオプション等様々な条件提示ができるかもしれないが、働く環境しかり、米IT大手とは差が開く一方だと改めて実感するデータとなった。

スポンサーリンク