O2Oプラットフォームで業績を伸ばすアイリッジの決算。今後はフィンテック分野に期待

今回はO2O(オンラインtoオフラインの略でネット上からリアルへの顧客誘導や販売促進等を指す)プラットフォームを提供し、今後フィンテックでも伸びていきそうなアイリッジを取り上げます。アイリッジは2008年8月創業でまだ設立から8年程しか経っていない若い会社ですが、昨年2015年7月にマザーズに上場しました。

最近ではpopinfoというO2Oプラットフォームを中心に今後フィンテック分野などでも期待ができんじゃないかなということで、本日2016年6月7日の決算発表の内容から業績等見ていきたいと思います。

BtoBモデルの企業は基本的に認知度が高くありませんが、そこをあえて取り上げるのがサクラバです。では事業内容から見てみましょう。

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O2Oとは

O2Oとは

ここはネット業界の方なら説明は不要ですが、ネット上で配るクーポンやポイント、各種情報等で実店鋪へ誘導する仕組みです。

ガラケー時代から様々な取り組みが実施されてきましたが、成功事例といえばおサイフケータイくらい。そのおサイフケータイもスマートフォンになって普及率が激減してしまいました。

しかし改めてスマートフォンの各機能を活用してO2Oが盛り上がってきています。

事業概要

事業概要

アイリッジが提供する主力サービスがこの「popinfo」。大手企業を中心に300アプリ超に導入されています。収益モデルはライセンス料(月額)、アプリ開発や販促費用となっています。大手企業に導入が進んでいるだけに、今後期待されるのがこの仕組みの拡張です。

サービスラインナップ拡充

ラインナップ拡充

今後ターゲティングや決済分野を強化していくようです。ここで期待されるのがやはりFinTech分野です。

O2OとFinTech

Finance系 導入事例

アプリ決済やポイントプラットフォームという分野はスマホとリアル店舗の連携分野で先行して普及が進んでいきそうな分野。

すでにpopinfoの導入が済んでいる大手アプリは決済やポイント、クーポン等の機能を手軽に追加できるようになってくれば、さらにO2Oの仕組みとしては成長が期待できそうです。

各金融機関への導入は進んでいるようなので、うまく収益モデルを確立できれば業績も跳ねる可能性がありますね。

業績の状況

四半期決算推移

四半期決算推移

まだ投資フェーズと思いきや、しっかりと赤字にならずに営業利益は出ているようです。

O2O分野に特化して業績を伸ばしている企業が少ない中で、売上も拡大してきているので競争力は上がっていきそうな感じ。

四半期売上高推移

四半期売上推移

月額報酬はストック型で積み上がっていきますが、売上構成比としてはアプリ開発やコンサル等の方が大きいようです。

16年第3四半期 決算概要

第3四半期決算概要

粗利率は約4割と高め。人件費と営業利益率のコントロールがしっかりとできていれば、赤字にはなりにくい気がする。

おそらくO2Oのアプリ開発やコンサルは一定の成長は見込めるものの、一気に跳ねるとしたらフィンテック分野で利益率の高いモデルを構築できるかどうか。

この分野の情報開示をしている企業が少ないだけに注目してます。