飲食ナビの王者ぐるなびの好調な決算。未だに2位の食べログとは売上でタブルスコアをつける

ぐるなびが2016年5月11日に発表した2016年3月期の決算発表から、飲食業界やぐるなびの状況について見ていきたいと思います。先日、カカクコムが発表した食べログの決算は非常に好調なものでしたが、ぐるなびはどうなのでしょうか。

まずは事業環境から見ていきましょう。

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外食産業の事業環境

事業環境

外食市場規模は1997年をピークに2兆円も規模が縮小しており、飲食店舗数は激減しています。1986年の約65万店から約50万店へ減少しているようです。

ぐるなびの利用者

ユーザ属性

ユーザ属性

さすがに10代の利用者は少ないようですが、幅広い世代から利用されており、男女差もあまりありません。

もっとも利用されているのは20代よりもお金に余裕ができ、まだ食欲も旺盛な30代ですね。

加盟飲食店の属性

地域

加盟している店舗は関東が圧倒的。人口比で見ても地方が少ないのは、営業所が最近立ち上がってきているからでしょうか。

ジャンルとしては和食・和風居酒屋・洋食で約8割を占めますが、飲食店の比率がそもそもそんなものでしょうか。

ぐるなびのビジネスモデル

ビジネスモデル

多くの方は一度は利用したことがあるぐるなび。利用ユーザは無料ですが、課金のポイントとしては飲食店からの加盟料や食材生産者・自治体・食品メーカーなどからのプロモーション料があります。

カカクコムが運営する食べログはユーザからも課金するモデルを採用しているのと比較するとビジネスモデルの違いがありますね。

売上の9割は飲食店販促サービスですが、手厚いサポートで利用店舗数だけでなく、店舗辺りの単価が向上しています。

その手厚いサポートというのがインターネット企業っぽくなくて、なんと1,000人の人的サポート体制があります。

1,000人のサポート体制

サポート体制

そのおかげもあって店舗数だけでなく、店舗当たりの月額契約高も向上しているのがわかるのが次の図で、この10年で倍以上に成長しています。

飲食店サービスの拡大

有料加盟店舗数

加盟店舗

有料加盟店舗数は一時期、東日本大震災の影響で減少した時期もあるものの、そこから右肩上がりに成長し、現在では56,967店舗。

飲食店は減少しつつあるものの、約50万店あるので、まだ伸びしろがありますね。

ぐるなびのメディアパワー

メディアパワー

月間UUは5,700万人。競合の食べログは2016年3月時点で7,470万人なので、食べログに一度追いつかれてから引き離されていく傾向にあります。

しかし売上はまだまだぐるなびに軍配が上がります。

2016年3月期連結業績

連結業績のポイント

先日発表されたカカクコムの決算によると食べログの売上は157億円なので、まだ倍以上差をつけています。

しかし食べログとの差はかなり縮まってきていて、前期比6.1%成長のぐるなびと比較して、食べログは24.9%成長と成長率では食べログに軍配が上がります。

PVやUUも食べログが既に上回っていますし、市場からの評価も食べログのほうが高かったりします。

しかし少しインターネットっぽくないものの、大量に営業人員を抱え、店舗向けにサポートを手厚するという仕組みは、おそらくまだまだアナログな人の多い飲食店向けのビジネスにおいては良い所も多いでしょう。

逃げるぐるなびに食べログが差してきていますが、シンガリからはRettyも追いかけてきています。この飲食ナビ競争は今後も目が離せません。